おせちの準備は?

おせちはお作りになられますか?
こちらの写真は「花嫁レッスン」という初心者向けのクラスの最終回で作ったものです。婚活の一環として、そしてお料理の基礎を学びたいというリクエストから生まれたこのクラスは、本年は全9回実施。素材の選び方、切り方、お道具の揃え方など様々なキホンやギモンを積み重ね、そして毎日のご飯づくりを念頭にした献立を作ってきたクラスでした。
最終回はその集大成、「おせち」でした。
とはいえ、本格的なおせちは今はあまり男性や若い方には人気がないそうですね。花嫁レッスンのおせちとしては、縁起物のいわれと自分たちでも食べたいし、そして作れるということに主眼をおいて作りました。この「花嫁レッスン」というクラスについては、またいつかの機会に綴れたらと思います。
さて、写真のおせちは全て作ってもクラスの時間内で終わりました(2時間)。
・お煮しめ (鍋ひとつで煮ていきます)
・紅白なますの柚子釜
・伊達巻き (フライパンで焼きました)
・栗きんとん
・たたき牛蒡
・海老のつや煮
・かまぼこ(飾り切り)

これを作った時は時期がまだ早く南天が手に入らなかったので、まだ蕾の寒椿をあしらいました。こうして並べてみると、盛りつけにも個性があってとても楽しいですね。
これぐらいのおせちとお雑煮でも、十分お正月気分を味わうことができますよね。
季節や行事によって、決まり事のように食べるものがあります。今と昔は食の事情が違っているので、まるっきりそのまま食べることが必ずしも正しいとは限りませんが、それでもなぜそれが食べられるようになったのか知ることはとても楽しいことだと思います。またそこに思いを馳せて、食卓を彩っていくことも。
市販のおせちも隆盛で、おいしいものもたくさん出ていますが、ご家族がお好きな一品を何か手作りされてみてはいかがでしょうか。

さて、今年はどんな一年でしたか?
名もないカフェは歩みはゆっくりですが着実に経験を重ね、夢に向き合えた一年だったと思います。いくつかのイベントや講座に呼んでいただけたこと、フードビジネスの一端をお手伝いさせていただいたこと、ワクワクするスタイリングやケータリング、おいしい研究会を初めとする主宰する教室での料理、おいしい楽しい笑顔に囲まれて、シアワセな一年でした。
いつも見守り応援してくださるみなさまのおかげだと、心から感謝しております。
ありがとうございました。
来年も、おいしい楽しいことをみなさまと共有できるよう、色々な形でがんばっていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
(今年最後の更新になるかもしれないので、ごあいさつ☆)
ではでは、良いお年を。