おいしいがわからない。
写真は最近のお気に入りデザート、「バナナのフランベ」です。ラム酒の香りが寒い季節には嬉しいと思うのです。好きな大きさにカットしたバナナをバターとお砂糖でソテーして、ラム酒を入れたらフランベします。アイスクリームやソルトクラッカーを添え、フライパンに残ったカラメルをトローリとかけたら出来上がり♪(この記事におけるこのレシピは特に関係はアリマセン。。。)
さて、今度の日曜日はブログを通じて依頼をいただいたケータリングのお仕事です。このブログに目を留めていただいて、お問い合わせをいただいて、それがお仕事になるなんてとっても素敵な経験です。
今は包材等の準備や食材の仕入れでドキドキワクワクが盛り上がってきています。何を作ろう、とメニューを考えるのは楽しくて苦しいオシゴト(と言いながらめいいっぱい楽しんでいるのですが)。準備をあれこれ考えている今が一番何の心配もなく仕事を進めていられる時かもしれません。
調理に入ってしまえば緊張とともに興奮がやってきて、そしてお客さまに召し上がっていただく時には祈るような気持ちになっています。
楽しんでいただけますように☆、と。
私は自分の料理をおいしいと言って欲しいとは必ずしも思っていません。味覚は千差万別、好みは色々。どんなものでも大好きな人と笑って食べることができたらおいしいと感じるし、どんなに高価でおいしいといわれるものであっても状況によっては喉を通らないことだったあると思うのです。
だから「味」に絶対値はないと信じたいのです。もちろん食べた人に「おいしい」と言っていただけたら嬉しいですよ。でも「誰がいつどこで食べてもゼッタイおいしい」料理なんてないと思うのです。あったらきっと、誰もがそれだけを食べて暮らすでしょう?
だから誰かに作ったものを食べていただく時は「楽しんで食べていただきたい」という気持ちを込めて作っています。おいしいって言ってもらえたらシアワセだけれど、お口に合わないものが入っていたとしても、それが話題になって食事をする場が楽しいものになってくれたらなぁって思っているのです。いえ、まずいものを作っているつもりはありません。でも私はお料理を学校やどなたかについて習ったことがありません。だから味における「自信」となる根拠がないのです。おいしいかおいしくないか分からないものを作っているということになるのでしょうか。(少なくとも自分がおいしいと思っている、が最低基準です)
味に正解はないと思います。ただし提供するものにただ一つ間違いのないものがあるとしたら、それは「楽しい」という気持ちではないでしょうか。それを感じていただけだ時に私は一つ自信を身につけるし、そうでない時はまた新たな課題を一つ得て勉強をしていかなくてはなりません。
お料理や提供するサービスを「楽しい」「嬉しい」と感じていただけたら、この道を選んだことが何よりのシアワセになる時だなぁと思って、「名もないカフェ」は今日もキッチンに立つのです☆
今度の日曜日も大切な人に「楽しい」と言ってもらえるといいなぁ。
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「参加者インタビュー」第27回は、“カフェ・食文化”への挑戦について伺いました!
参加者インタビュー第27弾~地元に「カフェ」や「食」の文化を!【夢×挑戦応援団】at 2007年11月02日 10:30
この記事へのコメント
しーさんの記事見ました☆
とってもステキですね♪
こんなケータリングなら、ワタシも頼んでみたいです。。
とってもステキですね♪
こんなケータリングなら、ワタシも頼んでみたいです。。
Posted by みきてぃ at 2007年10月22日 10:40
■みきてぃさん
ありがとうございます♪
まだまだ未熟で、お料理上手のみなさまのところへお届けするのは気後れする部分もございマスが、「『おいしいより楽しい』だ!」とお料理にはありえない目標を掲げてがんばっています☆
機会がありましたら、ぜひお声をかけてくださいませ〜。
ありがとうございます♪
まだまだ未熟で、お料理上手のみなさまのところへお届けするのは気後れする部分もございマスが、「『おいしいより楽しい』だ!」とお料理にはありえない目標を掲げてがんばっています☆
機会がありましたら、ぜひお声をかけてくださいませ〜。
Posted by 名もないカフェ at 2007年10月23日 17:25
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