今年もよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
お正月気分ともお別れして、そろそろいつもの毎日が動き出しましたね。
「名もないカフェ」は今年も「おいしい・楽しい・うれしい」をお届けできるよう、がんばってまいります。
私たちはいつも,材料にも作る人にも無理をさせないことを心がけているのですが,昨年は喜んでくださる方がいるのなら,と自分たちには少し無理を課したこともありした。結果、それも楽しい思い出となり,もっともっと「食」を通じてたくさんの方と触れ合いたいと思いを強くしました。
今年も手がけたメニュを旅立たせたり、「おいしい」の演出に関わらせていただけるよう,勉強を続けていきます。イベントにもお声掛けいただけたら嬉しいし、お料理教室などでいろんな場所にいけることも楽しみにしています。お店も今年かどうかは分かりませんが、巡り合わせがやってくれば,すぐにでも動けるよう準備はしていきますよ。
どうか「名もないカフェ」と今年も仲良くおつきあいいただけますよう,よろしくお願いいたします。
タグ :名もないカフェ
雑貨市はいい香りに包まれて。
キノサトさんの雑貨市に行ってきました。

いつもは予約限定のアロマサロンということで、なかなかお邪魔する機会のない(でもとっても行ってみたい)キノサトさんが、先日より「雑貨市」を開催されています。
外でのお教室やイベントなどがない時は、いつでも遊びに行けるとあって心待ちにしていた「雑貨市」。名もないカフェのお仕事があって、初日に行くことはできなかったのですが、もちろん終わり次第ダッシュで行きました。
キノサトさんは、いつ来ても素敵ですね……。
お庭も漂う香りも素敵な雑貨も、もちろん香さんご本人も。

欲しい欲しいと思っていたガラス壜が入れ違いで出てしまったと聞き、やっぱり早めに行かなくては…と悔やんだりもしました。でも優しい店主の笑顔に癒され、さらにわがままを言ってハーブのお見立てをしていただきました。
仕入れた雑貨も、一点ものなどもあるそうで会えずに売れてしまったものたちが気になります。この後も随時新しいものが入るそうなので、こまめにチェックしなくては……。
今回の雑貨市の目玉(?)、個人的にイチオシのハーブの量り売り。

(よく分かるようにフラッシュたいて撮ってみました)
とてもたくさん種類があります。ひとつひとつにお手製のタグがついて、詳しい説明が書かれています。見てるだけでワクワク♪
私は香さんに甘えてしまい、プレゼントしたい人に合わせてハーブを数種ブレンドしていただきました。なんてゼイタク!!
次回は自分用にお見立てしていただこうと思います。
可愛い雑貨もたくさん。手作り作家さんのものもいくつかあって、そのセンスやもの作りの姿勢に刺激を受けてきました。

このモフモフバッグの凝った作りに、ヤラレマシタ。
編み編みしたバックにはアクセントで編み目が一部違えてあるし、モフモフは取り外せるし、内袋はついているし、その内袋も取り外せるし、その内袋を止めているボタンも内袋とお揃いのお手製くるみボタンだし……。不器用な私には気の遠くなるような手間と、完成度……、などと言ってる場合じゃないチョー可愛さ!!
いわゆる「うりもの(市場にある商品)」と「作家もの」が、香さんセレクトでひとつの世界になっているところが、とても楽しかったです。本当にここでしかできないお店だと感じました。
手仕事のかわいらしさと言えばもう一つ。

香さんが作ったシルバーのエンブレム。刻印してあるロゴも香さん製とのこと。お店の雰囲気に合った素敵なエンブレムの飾り方も、また素敵。
今回の「雑貨市」は香さんの世界にどっぷり浸るべし、と感じて帰路につきました。会期も長いので、何度も足を運びまだまだその世界を堪能したいと思います。
密かにリップクリーム作りを狙っています。
キノサト
福島県須賀川市季の郷11
08033323906
kino-sato@hotmail.co.jp
11月17日-1月31日
11時30分~18時
不定休とのこと。ブログや電話で確認されることをお勧めします。

いつもは予約限定のアロマサロンということで、なかなかお邪魔する機会のない(でもとっても行ってみたい)キノサトさんが、先日より「雑貨市」を開催されています。
外でのお教室やイベントなどがない時は、いつでも遊びに行けるとあって心待ちにしていた「雑貨市」。名もないカフェのお仕事があって、初日に行くことはできなかったのですが、もちろん終わり次第ダッシュで行きました。
キノサトさんは、いつ来ても素敵ですね……。
お庭も漂う香りも素敵な雑貨も、もちろん香さんご本人も。

欲しい欲しいと思っていたガラス壜が入れ違いで出てしまったと聞き、やっぱり早めに行かなくては…と悔やんだりもしました。でも優しい店主の笑顔に癒され、さらにわがままを言ってハーブのお見立てをしていただきました。
仕入れた雑貨も、一点ものなどもあるそうで会えずに売れてしまったものたちが気になります。この後も随時新しいものが入るそうなので、こまめにチェックしなくては……。
今回の雑貨市の目玉(?)、個人的にイチオシのハーブの量り売り。

とてもたくさん種類があります。ひとつひとつにお手製のタグがついて、詳しい説明が書かれています。見てるだけでワクワク♪
私は香さんに甘えてしまい、プレゼントしたい人に合わせてハーブを数種ブレンドしていただきました。なんてゼイタク!!
次回は自分用にお見立てしていただこうと思います。
可愛い雑貨もたくさん。手作り作家さんのものもいくつかあって、そのセンスやもの作りの姿勢に刺激を受けてきました。

編み編みしたバックにはアクセントで編み目が一部違えてあるし、モフモフは取り外せるし、内袋はついているし、その内袋も取り外せるし、その内袋を止めているボタンも内袋とお揃いのお手製くるみボタンだし……。不器用な私には気の遠くなるような手間と、完成度……、などと言ってる場合じゃないチョー可愛さ!!
いわゆる「うりもの(市場にある商品)」と「作家もの」が、香さんセレクトでひとつの世界になっているところが、とても楽しかったです。本当にここでしかできないお店だと感じました。
手仕事のかわいらしさと言えばもう一つ。

香さんが作ったシルバーのエンブレム。刻印してあるロゴも香さん製とのこと。お店の雰囲気に合った素敵なエンブレムの飾り方も、また素敵。
今回の「雑貨市」は香さんの世界にどっぷり浸るべし、と感じて帰路につきました。会期も長いので、何度も足を運びまだまだその世界を堪能したいと思います。
密かにリップクリーム作りを狙っています。

福島県須賀川市季の郷11
08033323906
kino-sato@hotmail.co.jp
11月17日-1月31日
11時30分~18時
不定休とのこと。ブログや電話で確認されることをお勧めします。
「カオル*ハコニワ展。」におでかけ。

小雨の中、そして少し迷子になりながらKと向かったのは、
やさしい時間の香さんのサロン「キノサト」。
本日はキノサトさんの「カオル*ハコニワ。展」という
ステキなイベントに行ってきました。

到着して様々なグリーンが心地よく調和するお庭を眺めていると、豆っちくんがお出迎えしてくれました。彼に手を引かれるように歩いていくと、早速入り口にステキな香の仕掛けがあってハッピーサプライズ☆(どんな仕掛けかは、匂いだけに行かれた方だけのお楽しみでしょう♪)
そしてたくさんのハーブとお花が香り、鼻も目を楽しませてくれたかと思うと、奥から香さんの優しい笑顔。
きゅーん、とハートを鷲掴みにされてしまいました。

さて、私たちは今回は「花のメッセージ カオル*タッジーマッジー作り」というワークショップに参加してまいりました。
色とりどり、ゼイタクに取り揃えられたフレッシュハーブと花たちを、自由に選んで小さなブーケを作るというものでした。
本来は魔除けにして持ち歩いたり(ここの説明の時の香さんの動きがチョーおもしろくてチョー可愛らしかったです♪)、花言葉になぞらえて小さなプレゼントとして作られていたものということでしたが、そこはもう食いしん坊の私たちのこと、効能効果より、ロマンスより、「食い気」ということで、あとでおいしくいただけるハーブをふんだんに(ホントウに贅沢にたっぷりと!!)使ったブーケを作らせていただきました。
…と書くと、食い意地だけてサクサクと出来上がったようにきこえますが、実はセンス不足と不器用さ故、花選びからまとめ方まで苦労しっぱなし。トホホ、なのでした。

(四苦八苦中のK)
でも作っているそばからそのハーブがいい香りを放ち、食欲をそそられ、その欲に支えられて(笑)ようやく出来上がりました。


香先生が最初に話してくださった「タッジーマッジー」のイメージからはほど遠いかもしれませんが(どう見ても持ち歩ける小さなかわいいものではないし……)、しかし先生のお導きのもと、自分たちなりに楽しんで完成させることができました。
サロンのあたたかな雰囲気とゆったりとくつろげる明かり、素敵な作品たち、そしていい香りと楽しいおしゃべりは本当に、やさしい時間そのものでした。
ワークショップ、とても楽しかったです。ありがとうございました。
ワークショップの後はゆっくりとサロン内の作品を楽しみました。
手作り作家さんのハーブをテーマにしたそれぞれの小物もどれもとってもお値打ちで、アレコレ欲しくなってしまい、物欲を抑えるのがたいへんでした☆
他にも香さんが先日行かれていた沖縄から持ち帰られた食材なども目新しく魅力的で、思わずハイビスカスの塩漬けを一つ購入。おいしい研究会に向けて、何か研究してみようかなぁ。

こちらのイベントは明日・明後日も開催されているそうです。
タッジーマッジー作り以外にも面白そうなワークショップがあります。
他にもハーブやアロマにまつわる小物、イベントの為に手作り作家さんが作りおろした雑貨の販売もあり、癒されるだけでなくとってもワクワクできるステキなイベントです。
詳しいことやワークショップのお申し込みについては、直接キノサトさんまでお問い合わせしてみてください。
ホームページにはMAPもあるので、初めての方はチェックしていってください。
(今回はじめてじゃないのに、迷子になって行きました。。。)
キノサトさんホームページ→♪♪♪
やさしいイベント。

素敵なご案内状をいただきました。
「やさしい時間」の香さんからです。
ずっと気になってたハーブとアロマセラピー。
普段「キノサト」さんは完全予約制ということで、少し気後れしていたのですが、
今日と明日は雑貨市や1dayレッスンを開催しているとのこと。
これは行かねば♪
招待状の雰囲気が香さんの癒しオーラとぴったりで、
この冬ずっと飾っておきたくなるようなカードです。
ありがとうございました。
イベントの詳細はこちらで→♪♪♪
今日と明日の11:00〜15:30までやっているそうです。
Kinosato
福島県須賀川市季の郷11
0248−94−6305
ちょっと、ひといき。

さて、ぼんやりとした思いつきから始まってしまった「おいしい研究会」もあと一回の補講(振り替え研究日)を残すのみ。(後から始まった土曜日のコースは、もう少しのんびりグループ研修を続けていきます)
ここで少し、このおもしろおかしい研究会のこと、「名もないカフェ」のことを振り返ってみます。
(長いひとりごとデス)
カフェを始めたいと考えたのは、一体いつがはじまりでしょう。もうずいぶん前からその夢はあたためていました。フードユニットとしてイベントなどで活動を続け、そして勤めていた仕事を辞めて悶々としていた時、とある物件に出会い、夢が一気に現実化したのが約1年前。その時は結局ダメになってしまったけれど、Kと新ためて「必ず実現しょうね」と気持ちを確認しあった時でもありました。
フードユニットとして、そしていつかオープンする自分たちの「カフェ」の為、それぞれが勉強を続け、資格をとったり講習に通う日々が続きました。その間は、ケータリングやイベント用のお菓子等で、お店はないけれど私たちの目指すフードシーンを表現すること、そしてお客様に喜んでもらうことを努力しました。
そんな中、Kの食育エキスパート、野菜ソムリエの資格と、私のフードコーディネーターの資格取得をきっかけに、お店を創るだけでなく、食文化の意識向上に何かできることはないかと考えるにいたりました。
そしてこの「おいしい研究会」は生まれました。
もともと独学で無節操に料理をしていた私ですが、その無節操に見える料理にも実はルールが存在していて、それが「名もないカフェ」のフードに反映させることが私の「ism」でした。その自分らしさが、ある時私の料理を知る人に面白がってもらえ、「あ、これって他の人には面白いことなのかもしれない」と気づいたのです。おいしいはもとより、面白いが大好きな私はすぐにKに相談して、研究会を主宰することにしました。もちろん始めるにあたってはいくつもの障害や迷いを乗り越えなければいけませんでしたが……。
そうして始まった「おいしい研究会」。それぞれの日々については研究員のみなさんのブログや、このブログのレポートを読んでいただくとして、終わってしまうという今、私は、熱心で愉快な研究員のみなさんと過ごした時間があまりにも有意義で楽しくて、どうしても忘れられないのです。どうやらまだ続けたいようなのです。
これを一般的には「ヤミツキ」と言うのですね?(笑)
そう。実は、すっかりワタクシこのおいしい研究会が「ヤミツキ」になってしまいました。研究・発見・驚き・美味・笑い……、多少フードに関係ない単語も混じっていますが、研究員のみなさんと過ごしたそれぞれの3回は全て実り多いものでした。クラスの初めにみなさんに申し上げたのは「ここは教える場でも教わるところでもありません、研究する場なんです」ということでした。その言葉通り、私はみなさんに何かを教えることはありませんでした。でも、伝えたいことはありました。
『おいしいには「理由」があるんだよ』
そのことだけを言い続けた3回でした。(ですよね?>参加者ALL)
でも終わってみると。
みなさんからたくさんのことを教わりました。発見も感動も、優しさも豊かさも、たくさんのことを学ばせていただきました。もちろん研究成果もいっぱい。
素敵な時間だったなぁ、と心から思いました。
これからカフェを始めるにあたっても、勉強になることがいくつもありました。
ある日のエントリーには『これもひとつの「名もないカフェ」のカタチかも』とすら書いてあります。
自分で書いておきながら、その時の気持ちを思い返すと、胸がキュゥゥっとしめつけられ、悲しくないのに泣きたいような気持ちになってしまいます。
研究会の最後の日はみんなでなんだか別れがたくて、笑って笑ってだけいましたね。
その笑顔を見て、もやもやしていた迷いがふっきれました。研究会は続けようって。
…ということで、おいしい研究会第2弾、開催しようと思います。
詳細は次のエントリーで。

おまけ画像は、先日ひっそり行った「こどもカフェ」で焼いたクッキーです。夏休みなので、自由研究にお料理もいいかもしれないですね。
以前のこどもカフェの記事はこちら→♪♪♪
パスタを打って

先日ちょっとした記念日がありまして、その日は毎年必ず家族そろっておうちでちよっとしたゴチソウを作ってお祝いすることにしています。お祝いされる人が「ウニ・トロ」が大好きなので、例年はお寿司系のメニューになのですが、今年は趣向を変えて手打ちパスタをウニソースで、トロは赤身やアボカド・他の彩り野菜とタルタル風に仕立ててみました。
近々料理教室でパスタのクラスがあるので、その予行演習も兼ねて、といったところでしょうか。

ウニのソースの材料は、オリーブオイル、にんにく、牛乳とウニのみ。ウニをたっぷり用意したので、調理はシンプルに、甘さや潮の香りを生かしたレシピにしました。ルッコラをたっぷり載せて、彩りと味のアクセントにしています。
コシの強いパスタに負けない濃厚なソースで、家族にも好評でした。
その日に必ず家族が集まって食卓を囲むということは、もしかして簡単なようで実は続けていくことは難しいことなのかもしれません。それでもこうして今年も「おめでとう」と笑顔で迎えられたことがとてもシアワセです。その輪の中にある「おいしいね」がとてもキラキラしたものに思えてなりません。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
引き続き「おいしい研究会(名もないカフェ的お料理教室)」の研究生、募集中です。自分にとっての「おいしい」ってどんな味だろう、おいしいってシアワセだなぁ、ということを一緒に楽しみませんか。
5月19日スタートコースはグループでのお申し込みも可能です。
5月26日、6月2日コースは残席わずかです。
お問い合わせもお申し込みも、どうぞお気軽に。
「おいしい研究会」
1.粉を練って麺にしよう
生パスタを作ります。二種のソースやカネロニなどパスタのバリエーションを広げながら、素材に触れて楽しみましょう。
2.カフェ風ワンプレート
カフェ風プレートの構成や色彩効果を、実践を交え考えてみましょ☆メニューはパエリヤや野菜のムースなどです。
3.おもてなし料理はサプライズ
「サプライズ」は「豪華」よりも嬉しいと思いませんか。おもてなしのココロとおいしいを両立させる最終回。
●5月19日スタートコース
1回目 5/19、2回目 6/9、3回目 6/30
●5月26日スタートコース
1回目 5/26、2回目 6/16、3回目 7/7
●6月2日スタートコース
1回目 6/2、2回目 6/23、3回目 7/14
定 員 各コース、3〜4名
時 間 10:30〜PM1:30(開催コースは以下別記)
会 費 3回分 12,000円
(blogを通じてお申し込みいただいた場合 11,000円)
詳細はコチラ
ランキングに参加しています。もしよかったらクリックして下さい☆

「夢」のこと。

先日、アサヒビールが主催する「夢×挑戦ブログ」の取材を受けました。
「名もないカフェ」のこと、このブログのことをいろいろと話しました。
どうしてカフェをやろうと思ったのか、名もないカフェはどうして出来上がったのか、これからどのような活動をしていくのか……。聞かれることに答えることで、自分の中で曖昧だったことがはっきりしていきます。迷っていたこと、困っていたこと、あきらめかけていたこと、無理だと決めつけて目を逸らしていたことが、上方修正されて輪郭を持つようになりました。そしてコアになるものは何も変わっていないと、自分の中で再確認できました。
インタビュアーの女性がとてもチャーミンクで聞き上手でいてくださったので、とりとめのない話をずいぶん長いこと話してしまいましたが、私にとってとても大切な時間となりました。
そのインタビューが配信されました。
読んでいて、ちょっと気恥ずかしくなるような壮大な夢を語っていますが、素直な気持ちが伝わればなぁと思います。
「夢×挑戦ブログ 参加者インタビュー」
http://blog.superdry.jp/2007/2007/11/27_46f2.html
「夢」という言葉の純粋さに気後れしながらも、このブログ企画に参加したのはこの「名もないカフェ」が私にとってとても大切なものだったからです。大人になって、いくつかの失敗や苦労、泣きたくなるような思いを繰り返すうちに「夢」というものが本当に儚いと思い、また「夢」と「現実」は違うものだと自分に言い聞かせてきたところがあります。でも、心のどこかでその「夢」を空想としてではなく持ち続けあたためていた自分に気付きました。その自分の背中を押してくれたのが、この企画だったと思います。
この場を借りて、その機会を作ってくださったスタッフのみなさん、インタビュー時のぼんやりした私のおしゃべりをまとめて記事にしてくださったA田さんに、お礼をキモチを伝えたいと思います。ありがとうございます。
そして何より、いつも応援してくださるみなさんに感謝します。
「夢」を叶える力はいつも自分の中からではなく、まわりの優しさからわいてきます。そんな頼りない「夢」だけれど、いつだってブレない芯はちゃんとあるのです。
がんばります。
Posted by 名もないカフェ at
2007年11月03日08:42
│ひとりごと
おいしいがわからない。
写真は最近のお気に入りデザート、「バナナのフランベ」です。ラム酒の香りが寒い季節には嬉しいと思うのです。好きな大きさにカットしたバナナをバターとお砂糖でソテーして、ラム酒を入れたらフランベします。アイスクリームやソルトクラッカーを添え、フライパンに残ったカラメルをトローリとかけたら出来上がり♪(この記事におけるこのレシピは特に関係はアリマセン。。。)
さて、今度の日曜日はブログを通じて依頼をいただいたケータリングのお仕事です。このブログに目を留めていただいて、お問い合わせをいただいて、それがお仕事になるなんてとっても素敵な経験です。
今は包材等の準備や食材の仕入れでドキドキワクワクが盛り上がってきています。何を作ろう、とメニューを考えるのは楽しくて苦しいオシゴト(と言いながらめいいっぱい楽しんでいるのですが)。準備をあれこれ考えている今が一番何の心配もなく仕事を進めていられる時かもしれません。
調理に入ってしまえば緊張とともに興奮がやってきて、そしてお客さまに召し上がっていただく時には祈るような気持ちになっています。
楽しんでいただけますように☆、と。
私は自分の料理をおいしいと言って欲しいとは必ずしも思っていません。味覚は千差万別、好みは色々。どんなものでも大好きな人と笑って食べることができたらおいしいと感じるし、どんなに高価でおいしいといわれるものであっても状況によっては喉を通らないことだったあると思うのです。
だから「味」に絶対値はないと信じたいのです。もちろん食べた人に「おいしい」と言っていただけたら嬉しいですよ。でも「誰がいつどこで食べてもゼッタイおいしい」料理なんてないと思うのです。あったらきっと、誰もがそれだけを食べて暮らすでしょう?
だから誰かに作ったものを食べていただく時は「楽しんで食べていただきたい」という気持ちを込めて作っています。おいしいって言ってもらえたらシアワセだけれど、お口に合わないものが入っていたとしても、それが話題になって食事をする場が楽しいものになってくれたらなぁって思っているのです。いえ、まずいものを作っているつもりはありません。でも私はお料理を学校やどなたかについて習ったことがありません。だから味における「自信」となる根拠がないのです。おいしいかおいしくないか分からないものを作っているということになるのでしょうか。(少なくとも自分がおいしいと思っている、が最低基準です)
味に正解はないと思います。ただし提供するものにただ一つ間違いのないものがあるとしたら、それは「楽しい」という気持ちではないでしょうか。それを感じていただけだ時に私は一つ自信を身につけるし、そうでない時はまた新たな課題を一つ得て勉強をしていかなくてはなりません。
お料理や提供するサービスを「楽しい」「嬉しい」と感じていただけたら、この道を選んだことが何よりのシアワセになる時だなぁと思って、「名もないカフェ」は今日もキッチンに立つのです☆
今度の日曜日も大切な人に「楽しい」と言ってもらえるといいなぁ。
ランキングに参加してます。
